海外に行ったらお金持ち?世界各国の平均年収を徹底比較!

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旅牛(たびうし)です。

海外の平均年収ってどうなの?

前回の記事では、各国の物価についてリサーチしました。
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海外に行けば給料がグーンと上がってお金持ちになれる…なんて話を聞いたことはありませんか?実際、アメリカやスイス、オーストラリアなどの先進国では、確かに平均年収が高い数字を叩き出しているのは事実。海外に出稼ぎに行っている人もいるなんてニュースを目にしたことがあるかもしれません。
しかし、実は世界には東南アジアや南米など、平均年収がかなり低い国もあります。そこで今回は、先進国だけでなく、東南アジアや南米の国々も含め、さまざまな国の平均年収を具体的な数字とともにご紹介し、日本との比較を交えながら「お金持ち」の真相に迫ってみようと思います。

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日本でお金貯めて、物価の安い国で遊んで暮らせるかも…?と思っていた時期が僕にもありました。


先進国の平均年収:高収入の実情

アメリカ

アメリカは世界有数の経済大国。一般労働者の平均年収は約6万~7万ドルほどで、為替レートによっては日本円にすると700~800万円程度になります。大都市や専門職ではさらに高い水準が期待できる一方、医療費や住宅費など生活コストもかなり高いのが実情です。

スイス

「世界一給料が高い国」とも言われるスイス。統計によると、平均年収は約10万スイスフラン前後。換算すると日本円で1000万円以上になる場合も。しかし、こちらも物価や生活費が非常に高いので、給料の高さだけで生活の豊かさが決まるわけではありません。

オーストラリア

オーストラリアの平均年収は約7万~8万豪ドル。日本円に直すと750~850万円程度。ワークライフバランスが重視される国柄もあり、都市部では高い生活水準が維持されていますが、同時に家賃やその他の生活費も上昇傾向にある点に注意が必要です。

ドイツ

ヨーロッパの中核として知られるドイツでは、平均年収が約4万5千~5万ユーロとなっており、これは日本円で500~600万円程度に相当します。技術職やエンジニアなどの分野では高い水準が見受けられますが、先進国の中では控えめな数字とも言えます。とはいえ、充実した社会保障制度があるため、実際の生活の質は非常に高いと評価されています。

シンガポール

アジアの金融とITのハブとして知られるシンガポールでは、平均年収は約5万~6万シンガポール・ドル前後。日本円に直すと560~670万円前後。外資系企業での給与水準はさらに高くなりますが、住宅費や車両維持費などの生活コストがかさむため、単純に「高収入=豊か」とは一概には言えません。

韓国

急速な経済成長を遂げた韓国。平均年収は約3,000~4,000万ウォン程度で、日本円にすると300~400万円前後となります。ソウルなどの大都市では高収入の職もありますが、全体としては先進国の中では控えめな水準です。

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給料が良くても、物価が高いとお金を貯めるのは難しそう…。


東南アジアの平均年収:低めの数字と生活コストのバランス

東南アジア諸国は、経済成長が進む一方で、平均年収は先進国に比べると低い水準にあります。しかし、生活費や物価も日本や欧米に比べればかなり安いため、実際の生活の豊かさは一概に年収だけでは測れません。

タイ

タイでは、平均年収は約200,000~300,000バーツ程度とされています。為替レートによりますが、日本円に換算すると大体70~100万円前後。バンコクなどの大都市では多少高くなる傾向にありますが、全体としては低水準。しかし、タイは生活費も低いため、同じ金額でも日本より充実した生活を送れるケースもあります。

ベトナム

ベトナムは近年急速に経済発展を遂げていますが、まだ平均年収は低いのが現状。都市部では100~150万円程度、地方ではさらに低い数字となることが多いです。経済の二極化が進む中、今後の成長に伴って年収も上昇していく可能性が期待されています。

インドネシア

インドネシアの平均年収は、50~100万円程度とされています。ジャカルタなどの都市部では賃金が上昇傾向にありますが、全体としては生活費も低いため、賃金と生活費のバランスが取りやすい国と言えます。

フィリピン

フィリピンの平均年収は、労働市場の多様性から70~120万円程度。特にマニラなど都市圏では外国企業の進出により給与水準が上がっている部分もありますが、地方では依然として低めの水準です。

マレーシア

マレーシアは東南アジアの中では比較的経済発展が進んでおり、平均年収は150~200万円程度とされています。クアラルンプールなどの大都市ではさらに高い場合もありますが、生活費とのバランスを考えると、十分に魅力的な環境が整っています。

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東南アジアはまだ給与水準が低いですね。でも物価が安いから日本人からすれば旅行しやすいですね。


南米の平均年収:経済変動と生活のリアル

南米諸国は、豊かな自然や多様な文化を持つ一方で、経済状況の変動が激しく、平均年収も国によって大きく異なります。ここでは主要な国々の状況を見てみましょう。

ブラジル

ブラジルは南米最大の経済大国ですが、平均年収は約6,000~8,000米ドル程度とされています。日本円に直すと90~120万円前後になることが多いです。経済格差が大きい国であるため、都市部と地方の差も非常に顕著です。

アルゼンチン

アルゼンチンは経済の不安定さが特徴で、インフレーションの影響を大きく受けています。平均年収は約7,000~9,000米ドル前後とされるものの、通貨の変動や物価の上昇により実際の生活水準は大きく左右される状況です。日本円で110~130万円前後

コロンビア

コロンビアでは、平均年収は約5,000~7,000米ドル程度。日本円で75~100万円前後。ボゴタなどの大都市ではやや高い傾向がありますが、地方ではさらに低い水準となるため、地域間の経済格差が問題となっています。

ペルー

ペルーは近年、経済成長が進んでいる国の一つですが、平均年収は約5,000~7,000米ドル。こちらも75~100万円前後。とされています。特にリマなどの大都市では雇用環境が改善されつつあり、若い世代を中心に成長が期待されています。

チリ

南米の中でも比較的経済が安定しているチリでは、平均年収が約10,000~12,000米ドル程度とされ、日本円で150~180万円程度と他の南米諸国と比べると高い水準にあります。しかし、生活費や住宅費が上昇傾向にある点は、都市部で働く人々にとっての課題です。

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南米諸国も給与水準が低いようですね。


日本の平均年収との比較と考察

日本では平均年収が約400~450万円程度とされています。先進国の中では、アメリカやスイス、オーストラリアのように高収入を誇る国々と比べると控えめですが、東南アジアや南米の国々と比べればかなり高い数字になります。しかし、年収だけでその国での生活の豊かさを判断するのは早計です。

生活費と物価の違い

たとえば、アメリカやスイスでは高い給与が支払われる反面、家賃や食費、医療費などの生活費も非常に高いです。一方、東南アジアや南米では給与は低いものの、物価が安いため、実際に手元に残るお金や生活の充実度という点ではバランスが取れている場合もあります。日本も、都市部と地方で大きな物価差があるため、一概に平均年収だけで比較するのは難しいのが現実です。

税金や社会保障制度

各国の税制、社会保障制度、福利厚生の充実度も大きく異なります。ヨーロッパでは高い税率を支払う代わりに、医療や教育、福祉サービスが充実しており、給与水準だけでは測れない生活の質を確保しています。日本でも、税金や社会保険料が収入から引かれるため、手取りの額はさらに低くなります。つまり、数字上の「平均年収」だけではなく、実際にどれだけの生活費が必要か、そしてどんな補助が受けられるかを総合的に考える必要があります。

働き方と生活スタイル

また、国ごとの働き方の違いも大きな要因です。アメリカでは成果主義が強く、残業や激務が当たり前の文化がある一方、ヨーロッパや一部の先進国ではワークライフバランスが重視されています。東南アジアや南米では、企業や産業によって労働環境が大きく異なり、都市部では高収入であっても激務が伴う場合や、地方では労働環境自体が厳しい場合もあります。つまり、どの国で働くかは年収だけでなく、労働環境や自分のライフスタイルに合っているかどうかも重要なポイントです。

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日本は激務&激務ですね。


結論:お金持ちになるかどうかは「全体のバランス」で決まる

海外の平均年収を見てみると、先進国では日本よりも高い数字が目立つ一方、東南アジアや南米の国々はかなり低い水準です。たとえば、スイスやアメリカでは高収入が期待できるものの、生活費が高くなるため、実際に手元に残るお金は思ったほど多くないかもしれません。逆に、東南アジアや南米では給与は低いですが、物価も安いため、場合によっては同じ生活費で済む可能性もあるのです。

最終的に「お金持ち」とは、単に年収の数字だけで判断できるものではありません。各国の生活費、税制、社会保障、労働環境、さらには個人の価値観やライフスタイルによって、その国での豊かさは大きく変わります。海外移住や海外就職を考える際には、平均年収という一面だけでなく、現地の生活コストや文化、働き方なども十分にリサーチし、自分にとってのベストな選択を見極めることが大切です。

この記事が、皆さんの「海外で働いてみたい!」という夢や、具体的なキャリアプランを考える際の一助になれば幸いです。どの国にも一長一短があり、単純に数字だけで比較するのは難しいですが、さまざまな国の現状を知ることで、より現実に即した判断ができるようになるはずです。

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今回はここまで。読んでくれてありがとう。

海外移住とか憧れるよね。

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