
旅牛(たびうし)です。
とうとう最終日になってしまった。
前回の記事では「フィリピン2日目編」について書きました。友人への不信感と怒りが込み上げる中、最終日はどうなってしまうのか…!?
僕が海外旅行に行くことになった経緯はプロローグにて熱く語っているので、ぜひ読んでみてください。
最終日の朝
朝7時。朝食を食べに1階へ。
ここで初めてフィリピン名物「アドボ」を食した。う、うまい!
本当は「レチョン」やら「シシグ」も食べたかったのだが、今回は無理そうだ。
見てわかる通り、メープルシロップが液体というより個体に近かった(笑)
あんだこれ!?と思ったが、蒸し餅らしい。甘くておいしかった。
この日は、12時のホテルのチェックアウトまで、ホテルでゆっくりするという話になっていたので、朝食後、勇気を出してフロントに電話してマッサージの予約をしてみた。しかし、12時までにチェックアウトしなければならないのに、マッサージの開始時刻は11時…。時間がない!
でも日本でマッサージを受ける機会なんてないし、ぜひフィリピンでマッサージを受けたいと思っていた僕は、フロントに拙い英語で「11:45までお願い!もちろん全額払うから!」と必死に伝えて11時から「1時間1500フィリピンペソ」のキングスフォードマッサージを予約したのだった。
残りの現金は2,041フィリピンペソ…。「細かいお金がないのでお釣り持ってきてね」とも伝えた。
食事後、プールに行ってゆっくりしていたのだが、友人Aが買い物に行きたいと言い出した。午前中はホテルでゆっくりするという話だったので、マッサージの予約をしてしまった旨を話すと不機嫌になり「勝手なことをするな」とばかりに友人Bと先にチェックアウトして買い物に出かけて行った。
僕は日本にいる段階であらかじめやりたいことや行きたい場所を全て伝えており、マッサージを受けたい旨も伝えていたのだが、友人AはHなマッサージをご所望だった様子で、完全に旅の目的が違っていたなと感じた。
こういった食い違いがあったりするので、誰かと旅行行くならざっくりでも計画を立てておくことをオススメします。

友人AもBも小学校からの仲だから大丈夫だと思っていたんだけどなぁ…。
ドタバタ!チェックアウトぎりぎりまでマッサージ
10時過ぎにはプールを後にして、11時前には荷造りを完全に終えた僕は、マッサージの人が来るのを待っていた。そして11時…。
…。…。来ない。まぁ、僕が日本人だから時間に厳しすぎるだけか。と思い、しばらく待ったが、待てど暮らせど来ない。チェックアウトの時間があるから急いでいるのに…。フロントに電話すべきか…?と思っていたら11:10頃にフロントから電話がかかってきた。
「部屋で待ってればいいんですよね?」と聞いたら「もう部屋の前にいますよ」と言われた。
「え!?チャイム鳴らしてよ!」と思ったが、初日に部屋をいろいろいじっていた時に、どうやら僕がドントディスターブサイン的な、【取込み中】のボタンを押してしまっていたようで、「入らないでください」という状態になっていたらしい。
それは完全に僕が悪い!「フィリピンの人は時間にルーズ」とか思ってごめんなさい!僕が馬鹿な日本人だっただけでした。
マッサージのお姉さんに謝って、時間がない旨を伝えた上で、さっそくマッサージを始めてもらった。マッサージなんて受けたの初めてだから勝手がわからなかったが、とりあえず気持ちよかった。時間があれば1時間きっちり受けたかったのに…。
そして11時45分、終わりの時間になってしまった…。お姉さんに2000ペソを支払い、お釣りの500ペソを頼むと「お釣り持ってきてない」と言われた。マジか!「1度下に行ってお釣り取ってくるよ」と言われたが、海外でチェックアウトに遅れたらどうなるかわからないので遅れるわけにはいかない…。
仕方ないので、お姉さんに「時間ないから、お釣りはいらないよ。待たせてしまったし、チップとして受け取って」とカッコつけてしまった。本来1時間1500ペソのマッサージを実質30分2000ペソで受けた形になったが、まぁいいや。フィリピンペソを残していても仕方ないし。
チェックアウトして空港へ
なんとか12時前にチェックアウトが完了し、Grabでタクシーを手配してニノイ・アキノ国際空港DEPARTURES GATEへ!
友人たちはまだ買い物をしている様子だったので、しばらく待機。空港のジョリビーはごった返していた。
エントランスから入ろうとパスポートを見せたが、「チケットは?」と言われてしまい入れなかった。
「チケットは友人が手配したから持ってないんだ」といって、スマホで予約番号の書いたページを見せたら通してくれました。
中で友人と合流し、チェックインして搭乗券を入手。出国管理を抜け、手荷物検査へ。
しかしなんと、僕と友人Bの荷物がはじかれてしまった!
「ヤバイ!なんかあったっけ!?」と思ったら、リュックに入っている水を取り上げられただけでした。一安心。
しかし、友人Bはお土産屋でさっき購入したコマが「先端がとがっていて危険」という理由で取り上げられていた。
えぇ…お土産屋で買ったのにダメなんだ…。と思い写真を撮ると…
「Hey!!」と大声で呼ばれ、「ここは撮影禁止だよ!」とちゃんと怒られました。
撮影した写真を削除して、「最近削除した項目」から完全に削除するのを管理官に見せながら操作しました。
「次は無いぞ」と言われました。
皆さんは手荷物検査の場所で写真を撮るなんて愚行はしないように。撮影禁止です。
手荷物検査を抜けると、お土産屋さんやショップが並んでいました。
ほ、本当にフィリピン人…。
水を取り上げられてしまった僕は、水を買おうと思ったのだが…
「しまった!見栄張って現金全部マッサージのお姉さんにあげちゃったんだ!」
いや、待てよ…
サンキュー41ペソ!でも飲み物は50ペソ以上ばかり…
あ!40ペソの水あった!
良かった~と思い、この水をレジに持っていき、40ペソを出すと…
「40ペソ?君の持ってるもう一枚は?」と言われたので最後の1ペソを渡した。
「この水は50ペソだよ。40ペソの水はSUMMITだよ」と言われた。
あ、確かに書いてあるわ。でも、この水のとこに40の張り紙あったから…。
間違えて持ってきてしまった水を戻し、SUMMITなる40ペソの水を持っていくと
「持って行っていいよ」と言わんばかりに親指を立ててグッドサインをしてくれた。
なんとか水を入手!やったぜ!
でも、後になって気づいたが、そういえばどさくさに紛れて41ペソ取られたな…?いや、別にいいけど。
そして、搭乗時刻になり、飛行機に乗り込んだ。

最終日の内容薄いな?さらばフィリピン!
たびうし、帰国
こうして、友情にヒビが入った人生初の海外旅行が終わった。日本に帰国後は、それぞれバラバラに帰路に着いた。いろいろな反省をしながら、長い時間、電車に揺られて帰宅。

日本寒くてビックリした!初の海外旅行で身構えていたけど、必要以上にビビりすぎてたなと感じた。
初の海外旅行を経験して
初めて海外に行って思ったことや感じたこと
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行きたい場所は絶対に行くべし(次はいつ来れるかわからない)
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事前にざっくりでもいいので計画を立てるべし
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英語喋れるようになると世界が広がる
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日本の治安の良さとご飯の美味さ、設備のキレイさ
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日本がいかに恵まれているか
こんな浅い意見しか出てこない教養のなさが怖い。
ネガティブな意見としては…正直、異国感を味わえたのは良い経験になりましたが、飛行機代やホテル代など総額を考えると「この金額払うなら日本でそれなりの経験ができるな」と感じました。行き帰りの移動の大変さも、最近在宅ワークで引きこもってるおじさんにはキツかったですね。
ちなみに、今回の旅の総額はおよそ14万円くらいでした。
「いや、海外旅行ってそういうことじゃないんだよ!」という意見も、もちろんわかります。別の国にも興味があるので、引き続き海外旅行や国内旅行に出かけていきたいと思います!今後ともよろしくお願いいたします!

今回はここまで。読んでくれてありがとう。
これでフィリピン編は終わり…と思ったが、悲しい後日談が…。